むくみを起こす病気(両足がむくむ時)

足は心臓から一番遠く、体の中でも下部にあるため重力によって水分が溜まりやすいため、健康な人でもむくみが起こることは少なくありません。

特に、座りっぱなしや立ちっぱなしなど同じ姿勢の状態が長時間続くような仕事や運動不足で下半身を動かさない生活をしていると、夕方には両足がパンパンにむくむのは普通とも言えます。

足がむくんでも、何かしらの原因が考えられて、マッサージや入浴などで改善できる一時的なものなら問題ありません。

しかし病気によってもむくみが起こることがあるので注意が必要です。

両足がむくむ、むくみが取れないという場合は、腎臓や肝臓の機能障害の可能性があります。

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腎臓や肝臓では、タンパク質をもとに作られるアルブミンという物質を合成したりろ過しています。

アルブミンには血液の浸透圧を調整する働きがあり、血中の水分を適切に保つ役割をしてくれますが、アルブミンが不足すると細胞の隙間に水分が流れ出して蓄積しむくみが起こります。

腎臓病や肝硬変など機能障害が起こるとアルブミンの生成が滞るので、特にむくみやすい足に症状が出ることがあります。

両足にむくみが出る腎臓病だと、ネフローゼ症候群や急性糸球体腎炎などが挙げられます。

これらの病気の場合だと、両足のむくみ以外に尿が出にくくなったり、血圧が高くなったりという症状も現れます。

また、中には糖尿病の合併症である糖尿病性腎症の可能性もありますから、慢性的に両足のむくみが続く場合には一度医療機関を受診しましょう。